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ノックアウトオプション比較!IG証券 vs FOREX.com

高山大輔です。2020年3月時点で、日本国内でノックアウトオプションをトレードできるのは、IG証券とFOREX.comのみ。この記事では、両者を比較することで、あなたがどちらの口座を選ぶべきかを考察してみましょう。

IG証券でノックアウトオプションを始める

FOREX.comでノックアウトオプションを始める

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まずはまとめて比較!

FOREX.com IG証券
最小取引単位 1000通貨 1万通貨
取引手数料 なし ノックアウトプレミアムが取引コストに含まれている
口座管理手数料 なし 6か月間トレードもポジションもないと月額550円の手数料が発生
ポジション一括決済機能 あり なし
マーケット分析ツール AutochartistとTradingCentralを利用可能 特になし
専用チャートソフト TradingViewが利用可能 特になし
取扱銘柄数 FX26種類 FX・株価指数・商品160種類
ドル円のスプレッド 0.9pips 0.6pips
ユーロドルのスプレッド 0.9pips 0.6pips
スマホアプリ あり あり

1000通貨取引から始めたいならFOREX.com

小さく始めるなら1000通貨取引で

最小取引単位は、IG証券が1万通貨、FOREX.comが1000通貨です。

ノックアウトオプションはたしかに資金効率が良く、僅かな資金で大きなロットを持てます。ですが、大きなロットでトレードをして負ければ、もちろん損失も大きくなります。

よって、小さく始めたいならFOREX.comが良いでしょう。

1000通貨取引にデメリットは全くない

また、見過ごされがちですが、1000通貨取引ができる点にデメリットはまったくありません。当然最小ロットを10倍すれば1万通貨取引ができますし、1.5万通貨、2.3万通貨というように、より細かくロット数をコントロールできます。

5万通貨、10万通貨と大きく張りたい人にとっても、1000通貨からトレードできることが問題にはなりません。あくまで最小取引単位であり、細かく刻めるか大雑把にしか刻めないかだけの違いです。

実際、私のかつてのバブリーな上司は、「1000通貨取引なんて、ショボいトレードしたくないわ」とのたまってましたが、まったく間違っています。1000通貨取引だからといって、1万通貨取引できないわけではないですから。

FX以外の銘柄をやりたいならIG証券

銘柄数の多さはチャンスの多さ

IG証券の取引銘柄数の多さはとてつもなく魅力です。投資の本質は、環境認識をして一番期待値が高い銘柄を選び、その銘柄に対してベストなタイミングでトレードをすることです。

FX以外の銘柄が揃っているIG証券のノックアウトオプションは、使いこなせればそれだけ収益チャンスが多いです。

特に株価指数をトレードできるのはいいですね。株価指数とは、日経平均やNYダウといった、各国の株式市場に上場されている代表的な一流銘柄の平均価格。その国の株価全体の価値を表し、非常に注目度が高く、テクニカル、ファンダメンタルズの影響でストレートに動きます。2020年3月のコロナ相場で、日経やダウがすさまじい上下動をしていたのは記憶に新しいところ。

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マイナーなFXの通貨ペアをトレードしたいならIG証券

FX自体の取引通貨ペアも多いのがIG証券です。FOREX.comと比べて、ドル/ロシアルーブル、ブラジルレアル/円、ユーロ/デンマーククローネといった、かなりマイナーな通貨ペアがトレードできます。

こういった通貨ペアはスプレッドが広く、コスト的には不利かもしれません。ただ、情報が少ない通貨ペアであり、ブラジル経済に長じている、ロシアが好きといった方にとっては、一人勝ちできるチャンスかもしれません。

また、こういった発展性のある国は、基本的に金利が高いので、上昇局面のホール度戦略も強力です。

取引コストは一長一短

ここはなんとも言えないところです。

ドル円を見るとIG証券が0.6pips、FOREX.comが0.9pipsと、IG証券の方がコスト的には有利です。

ただしIG証券はノックアウトレベル到達時には別にコストを支払うことになります(2019年にはノックアウトプレミアムが発生していましたが、2020年初頭では指値、逆指値価格に上乗せされていました。この部分は流動的でまた変更されるかもしれません)。

FOREXは込み込みで、スプレッド以外の取引コストはありません(スリッページは別)。

IG証券の取引コストは、取引スタイルによって変化するため、実際のところいくらなのかは計算できません。ただ、基本スプレッドは狭いです。

通常スプレッドにこだわるならIG証券、明朗会計好きならFOREX.comといった感じですかね。

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TradingViewが好きならFOREX.comか。分析と取引の環境を分離してもOK

きわめて個人的な意見ですが、2020年3月時点では、どちらの取引システムにもかなりクセがあると感じます。

ただ、高機能という点ではTradingViewのシステムに乗っているFOREX.comですかね。TradingViewはチャート分析専門、プランによってはお金を取って運営されているサービスですから、いろいろなテクニカルを出せるなど非常に高機能です。

ただ、ノックアウトオプションのチャートやトレード画面が見づらい場合の対策にも書いた通り、そもそも分析とトレードを同じ環境でやる必要もないため、この部分はそこまで重要ではありません。どちらのシステムも純粋にトレードをするだけなら大きな差はなく、あくまで好みの問題になります。

この記事のまとめ

・1000通貨取引ならFOREX.com
・取引銘柄数の多さならIG証券
・コストは両者に良い部分あり引き分け
・取引ツールならTradingViewが使えるFOREX.com?

 

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ビッグマネー高山
株・先物・FX・投資信託といった投資や資産運用などついて、ひたすら記事を書き続けてきたベテランフリーライター。もちろん自身でもトレードを行う。座右の銘は「金は血液」。