ノックアウトオプション手法研究

ノックアウトオプションで稼ぐ10のトレード手法アイデア

ノックアウトオプションの口座開設

高い資金効率により、海外FXばりの実質的なハイレバレッジを実現できつつ、最初に想定した以上のリスクには決してならない、強固な守備力を兼ね備えたノックアウトオプション。

この記事では、ノックアウトオプションと相性の良いトレード手法のアイデアを10種類紹介しています。

ノックアウトオプションの攻守に優れた商品性を活かすためには、ノックアウトオプションと相性の良い投資戦略が必須です。この記事の情報をベースに、自分なりにアレンジや条件を加え、勝てる手法構築を目指してください。

トレードというものは、一度コツをつかんで勝ち始めるとそのあとはあっという間にお金が増えていくものです。

目次

ノックアウトオプションの特性を理解する

ノックアウトオプションの商品性を理解することで、相性の良い手法、悪い手法が自然と浮かび上がってきます。

【関連記事】スキャル?デイトレ?ノックアウトオプションで有効な手法

最初に損切り価格を決める

ノックアウトレベル(この価格に達したら絶対に損切りされる最終撤退価格)を決めないと、決してポジションを持てないのがノックアウトオプションです。

このノックアウトレベルまでの値幅と、トレード枚数を掛け算すれば、そのトレードで一番負ける場合の損失がはっきりします。この金額を持っていればエントリーができるのが、ノックアウトオプションの最大の特徴です。

損切り価格が現在価格から近いほど資金効率がアップ

ノックアウトレベルまでの値幅が取引コストになるわけですから、値幅が狭い=距離が近いほど少ない資金で同じポジションを持てることになります。これはつまり、すぐ近くに撤退ラインを決めるほど、資金効率が良くなるということです。

成り行きでしかエントリーできない

指値や逆指値を使った価格指定のエントリー予約、あるいは時間を指定してのエントリー予約はできません。そのため、自分が実際にチャートを見ていないと新規発注はできないのです。

ただし、利食い、ノックアウトレベル到達手前での早期損切りはできます。

ノックアウトオプションと相性が良い手法とは?

こういった条件を考えていくと、

「明確な損切りラインがすぐ近くにあるトレード手法」が、ノックアウトオプションと相性が良いことが分かります。

逆に、損切りを深めに取って粘り強くポジションを持ち続ける手法、トラリピのように価格推移ごとにポジションを自動追加する手法は、ノックアウトオプションの特性を活かせないといえます。

次からは、実際にノックアウトオプションと相性が良いと思われる手法の土台となる考え方を解説していきます。

①平行チャネル(トレンドライン)を用いた順張り

ノックアウトオプションの平行チャネル

トレンド発生時に、上昇時なら切り上がっていく、下降時なら切り下がっていく上下のラインで、トレンドに戻るタイミングを狙う有名なトレード手法です。

上昇なら、下のラインをトレンドライン、上のラインをチャネルラインと呼びます(下降なら逆)。あるいは、2本まとめて平行チャネルと呼ぶこともあります。

このトレード手法で有名なのが、蜂屋すばるさん。平行チャネルのみを用いたシンプルなトレード手法で、月間にして数百pipsの利益を安定して得ています。

  • エントリーの目安:できるだけ平行チャネルに引きつける
  • 損切りの目安:完全にチャネルの外側に出たタイミング

平行チャネル手法のチャート具体例

ノックアウトオプションの

平行チャネルを利用したノックアウトオプションのトレード例。絶好のサンプルとして紹介させていただくのは、2019年春から夏にかけての豪ドル円。綺麗にチャネルに沿って下落うしていたので、できるだけ上に引きつけることで狭い損切りで大きな値幅が狙えました。4か月ほどのポジション保有なのでスイングトレードになりますが、1000pips近い広い値幅を獲得できています。

このチャートのように長期的に平行チャネルを引ける相場で、できるだけ上に引きつけて売ります。買いの場合なら、できるだけ下に引きつけます。

平行チャネル手法成功のポイント

この「引きつける」という点が非常に重要です。まず損切りされるときの幅は、引きつけるほど狭くなります。また反転する(トレンドの本流に戻る)確率も引きつけるほど高くなります。そして、反転後に取れる値幅も広くなります。

なによりギリギリまで引きつけることで、損切り幅を圧縮でき、すぐ近くのノックアウトレベルを選択できることになります。こうなると、ノックアウトオプションの強みである高い資金効率が存分に活かされることになります。

②効いている水平ラインからの逆張り

ノックアウトオプション手法

すでに効いている水平ラインでの反発を狙います。トレンド反転を狙う典型的な逆張りトレードとなります。

日足以上の長い時間足で何度か価格が跳ね返っているラインは、その次に接近したときにも同じように反発しやすい習性があります。長い時間足ほど更新がゆっくりであるため、それだけ多くの人が見る機会が多いからです。

  • エントリーの目安:できるだけ水平ラインに引きつける
  • 損切りの目安:完全に水平ラインを突破したとき

水平ライン逆張り手法のトレード例

ノックアウトオプション手法

一度反転した水準が再び機能して綺麗に反転した典型例です。ギリギリまでこの水平ラインに引きつけてから売ることで、大きな利益を少ないリスクで得られるのは平行チャネルの手法と同じです。

水平ライン逆張り手法成功のポイント

何度も線を引いて、慣れることが何より大切です。

その際、ヒゲの先だけでなく、終値にも線を引くようにしてください。最高値や最安値に注目しがちですが、どの価格で最終的にそのローソク足が確定したかという、終値の方が重視される傾向にあるため、ヒゲと終値の両方をできるだけ多く通過する水準に線を引くと良いでしょう。

また、日足、週足、月足といった長い時間軸で明らかに機能している水平ラインの方が機能するため、スキャルピングやデイトレをする場合でも、こういった長期足の水平ラインを先に引くようにしてください。

このチャートは先ほど解説した水平ラインですが、週足チャートで過去にさかのぼっていくと、2018年から何度も機能していることが分かります。

なお、上のチャートでも何度かある、一時的に飛び出してすぐ元に戻る動きはダマシとして処理して問題ありません。勢い余って飛び出したものの、すぐ戻る場合はその動きが間違いだったと解釈しましょう。

③効いている水平ラインブレイク後の第2波狙い

ノックアウトオプション手法

すでに効いている水平ラインであっても、いつかはブレイクされる運命にあります。ブレイク後はブレイクした方向についていくのが基本ですが、あわててエントリーすると一番高いところで買ったり、一番安いところで売ってしまうケースがあるため、もともと機能していたラインまでできるだけ引きつける考え方が有効です。

いわゆる、ブレイクアウト後の押し目、戻り狙いで、サポートがレジスタンスに、レジスタンスがサポートに変わる、サポレジ転換となります。

  • エントリーの目安:水平ライン突破後、できるだけ引きつけて押し目買い、戻り売り
  • 損切りの目安:完全に水平ラインを再ブレイク

水平ラインブレイク後第2波狙いのチャート例

ノックアウトオプション手法

反転狙いに失敗しても、このチャートのように新しいトレンドが出て、その最初の押し目や戻りを拾えるケースもあるので諦めないようにしましょう。

突破後すぐにエントリーするブレイクアウトが成功する相場ももちろんありますが、ブレイクアウト自体がダマシですぐに反転して元の流れに戻るとけっこう負けてしまうので、初押しや初戻りを狙う方が安全です。ただ、押し目や戻りが浅くて水平ラインに到達しないケースもよくあります。

水平ラインブレイク後第2波狙い成功のポイント

これまでに解説してきたことの繰り返しになりますが、よく引きつけること。そしてあわててブレイクに飛び乗らないことです。

またこれは効いているという水平ラインをあらかじめ見つけておくのは言うまでもありません。

④複数時間足のボリンジャーバンド2σからの逆張り

ノックアウトオプション手法

長いものと短いもの、二つ以上の時間足を見てトレードをするマルチタイムフレームの考え方になります。

このチャート例では、同じ通貨ペアで1時間足と5分足を表示し、どちらもボリンジャーバンドの+2σの外側へ出たタイミングでトレンド反転を狙って逆張りをしています。青い破線が同時刻となります。

  • エントリーの目安:二つ以上の時間足でボリンジャーバンドの±2σより外側に終値が飛び出したところ
  • 損切りの目安:エントリー価格より20~30pipsほど逆行

複数時間足のボリンジャーバンド2σからの逆張り成功のポイント

常に2つかそれ以上のチャートを見ながらチャート分析をするのが基本。

エントリーは短い方の時間足が基本になります。このときタッチでいきなりエントリーしても良いですが、ローソク足が陽線+陰線(下落の場合)、陰線+陽線(上昇の場合)のように、ある程度反転したことを確認してからの方が確実性は増します。

⑤仲値を狙ったゴトー日トレード

仲値とは:日本時間朝の9:55に、銀行がその日に適用する為替レートを決定します。このタイミングに向かって円が売られ、ドルが買われる傾向があるため、この動きを狙うトレードを仲値トレードと呼びます。

ゴトー日とは:末尾がに5か0がつく「5・10・15・20・25・30日」のこと。日本の昔ながらの商習慣では、このゴトー日を決済日とする企業が多いです。

企業が決済のためにドルを用意するので、円売りドル買いになりやすいゴトー日の早朝から9:55にかけて、仲値の動きを組み合わせてドル円の買いで利益を狙うのがゴトー日の仲値トレードです。

【関連カテゴリ】仲値・ゴトー日のトレード手法検証

仲値を狙ったゴトー日トレードのチャート例

ノックアウトオプション 仲値

仲値トレードで利益が出たトレード例です。早朝の時間帯から上昇が始まり、9:55の仲値決定がひとまずの頂点になっています。

仲値を狙ったゴトー日トレード成功のポイント

この記事でも解説しているようなトレンドライン、水平ラインといったシンプルなテクニカル分析と組み合わせることが効果的です。

また、仲値やゴトー日であっても、強力な円高トレンドが出ている場合はそちらの方が優先されてしまうため、無理矢理エントリーしない方が無難です。

⑥ロンドンフィックス

ロンドンフィックスとは:イギリスにおける仲値のようなもので、日本時間25時(夏時間なら24時)に、その日の銀行のレートが決まります。このタイミングに向けてポンド絡みの通貨ペアが動くことが多く、特に月末だとその傾向が顕著になります。

ロンドンフィックスをゴールとしたトレンドを狙う順張りの手法となります。

ロンドンフィックス手法のチャート例

ノックアウトオプション手法

夜の8時くらいから上昇トレンドが始まり、ロンドンフィックスの25時(翌日午前1時)が頂点となったチャート例です。90pipsほどの利益が得られる値動きでした。

ロンドンフィックス手法成功のポイント

仲値ゴトー日の手法同様、テクニカル分析との組み合わせ、及びその時点でのトレンド把握は基本です。

通貨ペアはポンドドルかポンド円が良いでしょう。それ以外のポンド絡みの通貨ペアだと、スプレッドがかなり広くなってしまいコスト的に不利です。

⑦特定の時間に売り買いするシステムトレード

システムトレードというと、自動売買と同じ意味であると思う方も多いでしょう。でもこれは勘違いで、システムトレードとは一定のルールに基づいて機械的に売買を繰り返すことを指します。自動か、手動かは本当は関係ないのです。

投資の業界でシステムトレードを行っている有名な人といえば、まずは村居孝美さん。日経225先物取引のシステムトレードで、安定して利益をあげています。

また、木里ゆうさんも有名で、FX雑誌FX攻略.comでの執筆やEA開発などもされています。

お二人が行っているような、一定のルールに基づいて淡々と取引を続けるシストレは、もちろんノックアウトオプションでも再現可能です。

特定のルール化においてトレードを繰り返したときに、損益グラフが右肩上がりになる条件を見つけられることがほぼ全てといえます。

⑧高金利通貨ペアの3倍デー直前買い

スワップ3倍 ノックアウトオプション

スワップポイントとは、日本時間朝7時(夏時間は6時)の時点でポジションを持っているときに、通貨ペア間の金利差を調整する目的で受け取れる、あるいは支払われてる金利ボーナスのこと。例えばトルコリラ円のような高金利通貨ペアを保有すれば、スワップポイントが支払われます。

スワップポイントは毎日発生しますが、IG証券やFOREX.comが土日は休みになるため、毎日発生しません。上の図のように、木曜朝のタイミングのみ土日分ももらえるため、3倍のスワップポイントが発生します。

IG証券のノックアウトオプションは、通常のFX口座同様のスワップポイントがもらえるとのことなので、水曜の市場が閉まるタイミングでポジションを持ち、木曜朝に相場が始まるところまで保有することで、3倍のスワップを狙えます。もちろん売買益も得られればベストです。

⑨東京市場、ロンドン市場、NY市場の高値・安値を利用

ノックアウトオプション手法

株式市場にあわせて、主要な為替市場が移り変わっていきます。

9時~15時:東京市場
16時くらい~21時くらい:ロンドン市場
22時くらい~翌朝5時くらい:NY市場

これらの市場の高値や安値は意識されやすいため、利用したトレード手法が考えられます。

3大市場の高値・安値を利用したトレード手法の考え方

この記事の「②効いている水平ラインからの逆張り」、「③効いている水平ラインブレイク後の第2波狙い」とも連動する考え方で、まずは一つ前、二つ前の市場の高値や安値での反転を狙う逆張りを意識します。

その高値や安値が突破されたら、最初の押し目や戻りでトレンドを追いかけます。

⑩窓埋めトレード

ノックアウトオプション 窓埋め

土曜早朝に前週の為替市場が終了し、月曜早朝に当週の為替相場が開始するとき、価格のギャップが生まれることがあります。これを窓と呼ぶのですが、上のチャートのように窓は埋まりやすい(その価格帯をローソク足が通過しやすい)アノマリーがあります。

これを利用した月曜朝のトレードが窓埋め手法と呼ばれるものです。かなり優位性が高い法則なのですが、一つだけ難点があります。それは月曜朝は流動性が低いため、どうしてもスプレッドが広くなりがちで、高コストなトレードになる可能性が高いということ。

スプレッドは時間が経つほと狭くなってくるため、たとえば株式市場が開く朝の9時になってもまだ窓が埋まっていないならチャレンジするのようなフィルタも必要かもしれません。

【関連カテゴリ】ノックアウトオプションの窓埋めトレード

 

 

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ノックアウトオプション研究所
FXを中心とする金融商品に精通した投資系ライターと、現役トレーダーにより構成されたノックアウトオプションの研究メディア。資産運用としてのノックアウトオプションの運用方法を研究し、みなさんと共有していきます。
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